紫外線のお話♪ その2
2024/05/16
みなさん、こんにちは!今回も美肌、美髪にとって怖~い紫外線の特集をお届けします!梅雨になっても油断はできませんよ(^^)v 紫外線のお話♪ その2
前回(その1)では紫外線(UV)についてお話をしました。今回はみなさんからの質問が多かった、疑問点にお応えします♪ くもりや雨の時、紫外線はありますか?紫外線は快晴の時に比べると、うす曇りの場合は約80~90%、 くもりの場合は約60%、雨の場合は約30%の量になります。 しかし、雲の間から太陽が出ている場合には、雲からの散乱光が 加わるため快晴の時よりも多い紫外線が観測されることがあります!前回(その1)で述べたように、紫外線にはUV-AとUV-Bの 2種類があります。 UV-Bは強いエネルギーでやけどみたいなヒリヒリ日焼けの原因と なる紫外線ですが、雲や窓ガラスでほぼ遮ることができます。 UV-Aはお肌にすぐに影響を与えることはないが、影響が少なく 見えて実はジワジワと肌の奥深くへ、数日後肌を黒くしたりします。 このUV-Aは雲や窓ガラスも通り抜けやすく、雲を通過して 降り注ぎます。最も晴れの日とあまり変わらないです。 窓ガラスも紫外線は通過しますか?室内でも窓際だと外の約8割くらいの紫外線のUV-Aを 浴びているそうですよ。UV-A(紫外線A波)は窓ガラスを通過します。 UV-Aは波長が長いため窓ガラスを通過する性質をもち、 室内にいても窓ガラスを通り抜けて紫外線を浴びている ことがあります。窓ガラスの品質によって違いがありますが、 紫外線通過率は一枚ガラスで20~50%程度、 複層ガラスで10~20%程度だといわれます。波長が長いUV-Aは、皮膚の深い部分(真皮層)にまで 届いて、コラーゲンやエラスチンなどの組織やそれらを作り出す 線維芽細胞に直接ダメージを与えます。そして、真皮層のコラーゲンなどが変性、減少し、ハリや弾力を 失わせてシワやたるみなどの肌老化を引き起こします。UV-AはUV-Bよりも波長が長く、エネルギーが弱いため、UV-Bと 比較すると皮膚に強い影響は及ぼしません。ただし、長期的に浴び続けるとゆるやかに肌細胞やコラーゲン などを劣化させて肌老化を進行させます。日当たりが良い部屋で生活している人は、窓ガラスを通過する UV-Aによってシワやたるみが進行している可能性があります。UV-Aは紫外線を通過することができますが、 UV-B(紫外線B波)は大半が窓ガラスに吸収されてしまい、 窓ガラスを通過しにくい性質をもちます。 それはUV-Bが波長が短い性質であるため、なんらかの障害物が あるとエネルギーが弱くなってしまう性質であるためです。波長が短いUV-BはUV-Aと違って皮膚の深いところ(真皮層)に までは届きません。ただし、UV-Bは波長が短くてエネルギーが強いため、表皮に 対して強いダメージを与え、「サンバーン」といわれる皮膚の炎症を 起こすような日焼けを引き起こす原因となります。海水浴などに行った後に皮膚がヒリヒリする原因は、UV-Bによる 影響が大きな原因だといわれます。
ガラス越しの紫外線を浴びないためには?※ブラインドやレースカーテンをする。 これだけで劇的に紫外線をカットできます。 ※窓ガラスを紫外線カット機能のあるものにする。 ※UVカットフィルムを貼る。 ホームセンターなどで販売されています。 ※机やテーブル、ソファーなどを窓から離れた位置にする。 自動車の窓ガラスでは紫外線は大丈夫ですか?近年の自動車の窓ガラス(フロントガラス)は90~99%UVカットされて いるガラスが使用されています。 メーカーや車種によって異なりますが、一般にフロントガラスは99% 紫外線カット、サイドや後部ガラスには90%UVカットなどのガラスが 使用されます。 フロントガラスは2枚のガラスの間に紫外線カット効果がある特殊な 膜を挟んだ合わせガラスが使用され、紫外線99%カットを実現します。ドアガラス(サイドガラス)やリアガラス(後部ガラス)は一般的に 強化ガラスが使用され、紫外線90%カットを実現します。フロントガラスとサイドガラスやリアガラスは違うタイプのガラスが 使用され、この違いが紫外線遮断効果が若干異なる理由です。古い自動車であれば紫外線カット機能がないフロントガラスが 使用されていたりします。近年の自動車は、紫外線を遮断するガラスが 使用されているので安心です。 補足ですが…
太陽光線は上から降り注ぐだけでなく下からの照り返しにも気を つけなければいけません 特に水面や乾燥した砂の上、つまり海や砂浜は注意が必要です!! 髪が濡れた状態では紫外線の影響を受けやすく、海水で濡れた 場合はダメージが大きくなります。反 射 面 反 射 率 芝 生 1~ 2% コンクリート 5~ 6% 乾燥した砂 15~ 20% 水 面 10~100%今回は参考になりましたか?くもりや室内にいても油断をしてはいけませんよ!次回は紫外線が与える影響を書きますね!「紫外線のお話♪その3」をお楽しみに(^^)v