
紫外線のお話♪ その4(最終回)
2022/07/06
こんにちは。美肌、美髪にとって怖~い紫外線の特集4回目(最終回)です。今回は紫外線の予防対策をお話します♪
紫外線のお話♪ その4(最終回)
~紫外線の予防対策~紫外線を予防するには、もちろん紫外線に当たらないことが一番です。しかし、生活をする上で全ての紫外線を避けることは不可能といえるでしょう。 食事やサプリメント等でビタミンCを摂取し、紫外線に当たった後の対策をする と同時に日焼け止め化粧品や日傘、帽子等を活用して根本的に肌に紫外線 が当たらないようにする対策をとることが大切です。また、室内にいてもガラス越しに紫外線は通過します。先程も述べましたが、 ガラス越しの対策には下記が有効です。※ブラインドやレースカーテンをする。
これだけで劇的に紫外線をカットできます。※窓ガラスを紫外線カット機能のあるものにする。※UVカットフィルムを貼る。ホームセンターなどで販売されています。※机やテーブル、ソファーなどを窓から離れた位置にする。紫外線照射に対する防御として、人間の体は茶色の色素のメラニンを分泌し、 日焼けすることにより、紫外線の平均レベル(人種により異なる)を下げようとします。この色素は紫外線の侵入を阻害し、より深い部分の皮膚組織へのダメージを 減らします。 日焼け止め化粧品…日焼け止め化粧品には、 UV-Aを吸収してしまうA波吸収剤のt-ブチルメトキシジベンゾイルメタンや B波吸収剤のメトキシケイヒ酸オクチル等を使ったものがあります。 これは、紫外線のエネルギーを吸収して熱に化学変化させて放出するものです。 また、酸化亜鉛や酸化チタンといった金属の微粒子化合物の粉末を肌に塗る ことによって紫外線を肌の上で散乱・反射させるタイプもあります。その他に日焼け止め化粧品の耐水性や皮脂対策、乾燥やつっぱり感などの 使用感の向上を計るためにスキンケア成分や美白成分などが使われています。 日焼け止めは、これらの特性を単独でもしくは組み合わせて紫外線をカットし、 肌を紫外線から守っているのです。また、市販の日焼け止めローション、クリームも紫外線の侵入を防ぎます。これらの製品では、 「SPF値」「PA」と呼ばれる紫外線防御効果が記載されています。 日焼け止めのメカニズム…日焼け止め化粧品を購入する時に、SPFとかPAという言葉を目にする のではないでしょうか?これらは、いずれも紫外線防止効果の指標です。SPFとは…SPF値はSun Protection Factorの略で主に日焼けの原因であるUVBの 遮断率を表しています。SPF25の場合は、無対策の場合と比較して紫外線が1/25になり、 SPF100は1/100になる。数値が高いほど、効果が高いとみなされる。ただし、塗布量や化粧くずれ等で効果が低下する。SPFの後に記載されている数字「1」に対して、時間で換算すると「20分」 とされています。ちなみに…SPFというのは酸化チタンという成分が含まれていてSPF50のような数値の 高いものを使うと酸化チタンに反応して肌荒れを起こす場合があるので注意 が必要です。日中の間に汗や皮脂で落ちてしまうことを考えると数値の低いものをこまめに 塗りなおすほうが実は効果的なんです!!日常使用するものであれば、SPF15~20のもので十分です。
PAとは…PAはProtection of UVAの略で、UVAの遮断に対する効果を表しています。PAは+(効果がある)、++(かなり効果がある)、+++(非常に効果がある)の 3段階で表記されます。 PAがSPFと異なり、数値で表記されないのは、UVAのブロック率を評価する 良い分析法が存在しないためです。なお、日常生活で浴びる紫外線はSPF15やPA+で十分です。
さて、ブログで紫外線のお話を4回、書かせていただきました。参考になったでしょうか?紫外線の予備知識をしっかり付けて、予防とアフターケアを忘れず に楽しい夏をお過ごし下さいネ(^^)v